令和3年の新春によせて
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は世界中の人々が新型コロナウィルスの為に、これまで味わった事のない不思議な時間を経験する事となりました。
現在も続くこの状態に、今なお影響を被る多くの方々は落ち着かない年明けを迎えられた事でしょう。
多くの神社がそうであるように佐伎治神社でも毎年、
大晦日から元旦にかわる時間に「大祓 オオハラエ」の神事を行っております。
社務所から境内に出た瞬間、私は寒さの中に何かよい風を感じました。
この様な状態から始まった新春ですが、きっと徐々に皆さまに希望のもてる年になっていくであろうと思います。
またお気付きの方もあったかと思いますが、神社本殿奥に置かれているご神鏡に輝きが戻りました。
約90年前に作られたもので当然の事ながら鏡面からは光が失われておりました。
昨年磨き直していただいたところ、見事な美しさを取り戻しました。
参拝にいらした際には是非、本殿正面奥を覗き込んで見てください。
それでは本年も皆様にとって健やかな一年となります様に。