令和三年の暮れに思う
気がつけばもう来年の事をあれこれ考え始める頃になっております。
皆さまにとって今年はどのような一年でしたでしょうか。
新型コロナの影響が長引いているとはいうものの、新しい年への期待も膨らんでいる事と思います。
今年は佐伎治神社にとって明るい未来につながる大きな出来事がありました。
本殿内の木造狛犬が元のかたちに修復され美しい輝きに包まれて戻ってまいりました。
また神社の神域でもある砕導山城跡の整備と保全を兼ねた保存会が設立されました。
こちらの活動は多くの皆さまのお力で精力的な活動が繰り広げられており、神社といたしましても大変喜ばしく感じております。
以前にも述べた事ではありますが、古いものをそのまま放置せず手を加えながら常に清らかな状態に保つ事は、何よりも神様のお喜びになる状態「常若」の精神を全うしている事であると思います。
残念ながら今年も神事につきものの奉納行事は行うことが出来ませんでした。
しかしその中にあっても神事は粛々と行われ毎回の祈祷の度には新型コロナ収束をお願いし続けております。
どうぞ皆さまにとって心安らかな年の瀬でありますよう、
併せて良いお年をお迎えになられますようお祈りしております。