宮司の言葉
日本書紀によると、崇神天皇五年に疫病が蔓延し、多くの民が亡くなって世の中が大混乱になったことが記されています。いろいろと手を尽くしましたが疫病は治まる気配がありません。そこで崇神天皇は、根拠地とする奈良の三輪山の御祭神であるオオモノヌシノカミを、大田田根子なる女性に祀らせると疫病が終息しました。それが崇神天皇七年の十一月のことです。今から二千年以上も前のことですが現代と同じようなことが起きていたのです。
皆様におかれましても、地元の氏神神社と伊勢の御神札の両方をご家庭でお祀り頂きまして、令和の疫病「新型コロナウイルス感染症」の早期終息を祈願されますようお願いいたします。
また、神社はお祭りを含む今年の緒行事を自粛しておりますが神事だけは粛々と平常通り執り行っております。
また以前のように神賑いの行事で、神様と皆さまを直にお繋ぎする日が一日も早く参りますよう日々願っております。
赤坂康夫